今回は、エアコンからくさい臭いがするので、専門の清掃業者さんに、エアコンの完全分解クリーニング&掃除を頼んでみることにしました。
実は以前、自分でエアコン洗浄スプレーを使って掃除して、結構カビとか汚れ・ほこりは取れたと思ったのですが、やっぱり素人ではエアコンを分解することはできないので、見えない奥の方にカビや汚れが残っていたようで、吹き出す風が臭くなってきました。
自分でエアコン掃除した時の記事はこちら↓↓
エアコンの掃除を自分でスプレーでやってみた!カビや臭い汚れが結構取れた
フィルターはいくら掃除しても、ホコリを取るだけだし、内部の冷却フィン・シロッコファン・ドレンパンといった、カビや汚れ・臭いの温床となっている部分の掃除はとても大変で、しかも分解するわけじゃないので表面上の掃除となってしまい、ほとんど奥の方はクリーニングできません。
プロならもっときれいになるだろうと思って、今回は専門のエアコンクリーニング業者さんを頼んでみることにしました。
日立(HITACHI)のお掃除機能付きエアコン↓↓
富士通ゼネラル(FUJITSU)のエアコン↓↓
まずはエアコン掃除にどれくらいお支払すればいいか調べてみることにしました。
大手のダスキンやお掃除本舗、家電量販店のヤマダ電機やビックカメラ・エディオンなどでもクリーニングをやってるみたいです。
電気屋でもやってくれるのは知らなかったなー。
ざっとしらべてみると、普通の家庭用エアコンで10,000円~12,000円。
家庭用エアコンでも、自動お掃除機能付きだと14,000円~16,000円ぐらいがどうやら相場のようです。
ついでに割と目についたのが、2台目は1,000円~2,000円割引しますよという値引きです。
中小の業者さんだと、7,000円~9,000円と大手より1段階低いお値段設定のところもありましたが、首都圏や大都市圏が営業エリアの所が多く、私のような地方都市住みはエリアに入ってませんでした。
以前、自分でエアコン掃除してみてわかったのは、外側から冷却フィンとかシロッコファンとかをスプレー洗浄しても、カビや汚れ・ほこり・タバコのヤニとかは取り切れないということでした。
※冷却フィン:フィルターを取ると見える金属板がミルフィーユみたいになってるところ。
ここを空気が通過することで冷えたり温まったりする。↓↓
※シロッコファン:冷えた(温められた)空気を室内に送り出す送風装置。
筒状で羽根がいっぱいついている。吹き出し口の奥に見える。↓↓
ましてや、エアコン内部の水滴が落ちてくる(掃除した時は汚れた水が落ちてくる)ドレンパンは、外からでは見ることすらできず、掃除しようもありません。
なので、業者さんを選ぶときに、シロッコファンやドレンパンを取り外して洗ってくれるかどうか、作業工程をきちんと調べました。
すると、残念ながら大手の清掃業者や家電量販店のエアコンクリーニング・中小の業者さんの多くは、外部から高圧洗浄はするものの、分解洗浄までするところはあまりありません。
四苦八苦していろいろ検索してみました。
まずは、我が家が営業エリアに入っている近くの掃除業者さんじゃないと来てもらえないので、いろいろ探してみます。
すると、小規模ながらエアコン分解洗浄・完全分解洗浄・取り外して完全分解洗浄といったメニューがある業者さんを見つけました。
エアクリーンエンジニアリングという、エアコンクリーニングの専門業者さん。
通常の分解洗浄ならお掃除機能付きで15,000円、通常のエアコンなら11,000円で、2台目は2,000円引きなので、合計で24,000円。
今回は頼まなかったけど、室外機のお掃除メニューもあります。
やっぱりお値段は張りますが、自分で掃除した時の余りの大変さに辟易したのと、掃除出来る範囲に限界を感じたこと、プロの業者さんにやってもらうとどのくらいきれいになるのか興味もあったので、頼むことにしました。
さて、前置きが長くなりましたが、作業日当日になりました。
作業の邪魔にならないように、エアコン室内機の周りを片づけておくことにします。
テレビや棚、テーブル、ソファーなどを室内機から離れた部屋の隅に寄せておきました。
普段動かさないものなので、後ろ側にホコリがたまっていて、ついでに掃除機を掛けることが出来たので、一石二鳥でした。
エアコン掃除は、事前の準備が結構大事で大変です。
どうしても洗浄液や、その洗浄液を中和するリンス剤が壁や床に向かって飛び散るので、汚れないようにビニールシートなどで養生しないと後で大変なことになります。
また、電装パーツやモーター・電気配線周りに洗浄剤や中和剤・水滴がつくと故障したり感電したり漏電したりするかもしれないので、徹底的に養生しないと危険です。
この養生も、慣れてない素人だと大変なんです。
まあ、業者さんはプロなので、あっという間に養生して、分解作業へ。
エアコンの分解は、以前自分で掃除した時に外せそうなものは外したのでよくわかるのですが、これまた大変な作業です。
ネジもいっぱいあるし、カバーにはだいたいプラスチックのつめがついていて、これが外れにくいw
無理に外そうとすれば、割れてしまいます。
しかし、業者さんは手慣れた様子でパカパカ外しちゃいます。
で、こんな感じに室内機内部が露出しました。
ここまで内部のアルミ冷却フィンが露出してれば、掃除しやすそうです。
あとは、シロッコファンとドレンパンを取り外して洗浄するとの事。
エアコン2台の掃除にほぼ1日かかるとのことでしたから、ブログに乗せたいことを説明して、クリーニングの様子や、ビフォア&アフターのわかる写真撮影を業者さんにお願いして、外出することにしました。
ではでは、各パーツがクリーニング前と後でどのくらいきれいになったか、写真でチェックしてみましょう。
と思ったのですが、業者さんが撮ってくれた写真が、ピンボケ&暗くてよくわからん写真が多くて、あまり使えません(泣)
まあ、作業とは関係ない撮影まで頼んだのですから、私が悪い。
中でも使えそうな写真を選んでご紹介します。
カビや汚れがこびりついていて、いかにも臭いそうです。
エアコンつけたら、部屋中にカビと臭いをまき散らしそうですw
いやー、見違えましたね。カビがとれてピッカピカです。
ていうか、もともと銀色だったのねw
汚れてて黒かと思ってた。
うえーw黒いカスみたいなのが、びっしりこびりついています。
アルミ冷却フィンから、ポタポタ落ちてくる水に含まれてるんでしょうね。
こちらもすっかりきれいに。白さを取り戻して大満足。
エアコンの風の吹き出し口にある、風の向きを変える羽根の部分もカビ汚れがひどいです。
ここもピッカピカ。分解しないと、細かいパーツに阻まれて非常に掃除しにくいところですが、完全分解洗浄だと高圧洗浄出来て楽に掃除できますね。
洗浄液で洗い落したカビや汚れ・ほこりが混じった汚い水。
業者さんによると、まだこれぐらいならいい方だそうです。
何年も洗浄掃除していないエアコンは、もっと墨汁のようなどす黒いドロドロした汚水がでるとのことw
最後に、カビや汚れがつきにくいように、防カビコーティング剤を内部に噴射してくれて終了となりました。
いうまでもなく、内部まできれいにクリーニングしてもらったので、掃除後にエアコン使ってみると、ホコリっぽい嫌な臭いは一切しません。
カビ混じりの空気を吸うのは嫌ですからねぇ。
また、自分でエアコン掃除をするとなると、本当に大変な作業だし、カバーやパーツを外す時に、プラスチックを割ってしまったり、ネジのつけ忘れや紛失のリスクもあるので、内部を熟知した業者さんに頼むほうが間違いないです。
ただ、それなりに費用はかかりますので、15年以上たっているような古いエアコンであれば、買い替えた方がいいのではないかと思いました。
電気製品だから、いずれは寿命がきて故障することもあるわけで、せっかくお金をかけてクリーニングしたのに、すぐエアコン壊れちゃったんでは、無駄になってしまいますからね。
あと、業者さんに教えてもらったのですが、エアコン内部にカビを生えにくくして綺麗な状態を保つには、使用後に送風運転を1~2時間して、内部を乾燥させることが大事だそうです。
カビは濡れて湿っている所に生えやすいですからね。
せっかくきれいになったエアコンですから、使った後は窓を開けて換気&送風にして気持ち良く使いたいものです。
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