先日シンガポールへ旅行に行きました。
当方喫煙者のため、シンガポールに入国する際のタバコ持ち込みに関して一抹の不安を抱えておりました。
シンガポールはタバコの喫煙に対して厳しく、持ち込む際には税金を支払わなければならず、怠ると高額の罰金を支払わなければならないとの事前情報を入手していたからです。
今回の私の体験が、今後シンガポールへ入国される方の一助になればと思い、記録しておくことといたしました。
また、この情報は2015年7月時点のものです。
今後変更される可能性もありますから、その点ご留意の上参考にしてください。
↓↓シンガポールで買ったタバコ。パッケージがホラーです。。
シンガポールの空港はチャンギ国際空港といいます。
ハブ空港でもあり、大変大きな空港です。
飛行機を降りますと、入国審査前に飲食店・土産物店などのエリアがあり、両替所もありますので、日本円をシンガポールドルに両替しておきましょう。
またATMもありますので、国際キャッシュカードからのシンガポールドルでの引き出しや、各種クレジットカードによるシンガポールドルのキャッシングも可能です。
タバコの税金の支払いは、当然ながらシンガポールドルになりますので、入国審査前に必ずシンガポールドルを用意してください。
不安な方は、日本でタバコ課税額相当+αのシンガポールドルを用意しておくと安心です。
シンガポールドルを用意したら、入国審査~手荷物受取へと進みましょう。
手荷物受取が済んだら税関へと向かいます。
税関は手荷物受取のすぐ横ですから、迷うことはないでしょう。
申告品がない場合は「緑」のゲートへ進みますが、今回はタバコを持ち込むので、申告品ありの「赤」のゲートへ進みます。
しかし!ここで問題発生です!
赤のゲートにいる税関の係官が、「シッシッ」と手で追い払うしぐさをします。
なんと失礼な!俺は犬じゃねぇんだよ!
すると緑のゲート付近にいた係官が近寄ってきて、英語でなにやら言ってきます。
よくわからないけど、「タバコ」と「tax」という単語が聞き取れました。
どうやら
「タバコを持ち込むのか?じゃああっちで税金を払え」
と言ってるようです。
「カスタマーサービス」といいつつ、指さす方向をみると「Customer Service office」と書いてある部屋が目に入りました。
「あそこのカスタマーサービスオフィスに行って税金払ってこい」
ってことらしいです。
意味はわかりましたが、じゃあ「赤」のゲートいらないじゃん!
一緒の便で到着したほかの日本人の方も、「はぁ?」という顔して困惑してました。
ひと悶着ありましたが、気を取り直して「Customer Service office」の部屋に入ります。
ただ、ここにいる女性の係官は忙しそうにしながらも笑顔を見せて、フレンドリーな対応です。ちょっとほっとしました。
「タバコ何箱ですか?」「パスポートも一緒に見せて」
とのことで、手続きを進めてもらいます。
支払課税額は、マルボロライトメンソール3箱で25ドル50セントでした。
1箱につき8ドル50セントの計算です。
当日2015年7月7日のシンガポールドル/円のレートは終値で90.502でしたから、円に換算すると1箱につき769円26銭の税金を取られたことになります。
高っww
まあ、タバコ吸わずに過ごすのは無理ですから、背に腹は変えられません。。
さて、税金を支払うと以下のようなレシートが発行されます。
このレシート、決して丸めて捨ててはいけません。
シンガポール国外から持ち込んだタバコを吸う際には、携帯していなければなりません。
なぜなら、シンガポールで販売されているタバコには以下の写真のように「SDPC」という刻印が1本1本にされていて、この刻印が無いタバコを吸っていると罰金の対象になってしまいます。
↓↓SDPCの刻印があるシンガポールで買ったタバコ
そこで、タバコを持ち込む際に税金を支払った証明として、このレシートが必要になります。
シンガポールの街中でタバコを吸っていると、ごくまれに警察官に呼び止められチェックされることがあるようです。
実際そのような光景には出会いませんでしたが、日本から持ち込んだタバコを吸う際には必ず携帯するようにしましょう。
私は、パスポートに挟んで、常に携帯するようにしていました。
万が一、タバコを隠し持ってシンガポールに入国し、それが発覚した場合は大変なことになります。
「タバコの持ち込みに税金がかかることを知らなかった」ととぼけても、「知らないあなたが悪い」と取り合ってくれないようです。
最高でシンガポールドルで5000ドル、(現在のレートに換算すると約45万円!)の罰金を支払わされる上に、前科者になってしまう恐れがあります。
罰金もつらいですが、前科者になってしまうと今後シンガポール入国に際して、非常に面倒なことになりかねません。
また、隠し持っていた量が多いなど悪質な場合は、最悪逮捕→刑務所への収監もありえます。
スーツケースなどに入れたとしても、x線検査で軽く見つかってしまうようですから、そのようなリスクは絶対に回避すべきです。
さらにその場から逃亡をはかるようなことは、自殺行為のようです。
シンガポールの税関には武装した警察がいることがあり、逃亡者に対しては発砲することも許された保安行為となります。
こんな恐ろしいことにならないよう、素直に申告しましょう。
いろいろ怖いことも書きましたが、きちんと申告して持ち込めばなんの問題もありません。
それに、別記事でも記載するつもりですが、喫煙に対してとっても厳しいイメージを持って入国しましたが、実際は屋外の喫煙スペースでなら吸い放題でした。
この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
シンガポールの免税店やコンビニでのタバコの値段と持ち出しについて
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