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本田圭佑選手が患った病気バセドウ病って? [健康]

ワールドカップも全日程を終了し、ドイツ優勝という形で終わりましたね。
日本代表は予選リーグ敗退ということになってしまい、日本のサポーターの皆さんも残念な思いでいることでしょう。

当初「ワールドカップ優勝を目指す」と宣言していた、ACミランの本田圭佑選手にとっても大変残念で辛い結果になってしまいました。。
また、本田圭佑選手はバセドウ病という甲状腺の病気とも戦っていることもあって、今後の去就が注目されます。

なぜ本田選手が「バセドウ病ではないか」と言われているのでしょうか。

1.目の様子がおかしい、眼球が突出している
これは1年ほど前からサッカー関係者やサポーターの間では話題になっていました。
当初はレーシック手術の失敗によるものとも言われていましたが、これは否定されています。

バセドウ病の症状の1つに、目が前に飛び出たように見える「眼球突出」があります。
確かにそれまでと比べると、目が前に出たようにみえます。

2.首元の手術の傷跡
1月のACミランへの移籍前に、本田選手の首元に、なんらかの手術の傷跡が見られました。
バセドウ病は甲状腺の病気ですが、ちょうど首元のあのあたりに甲状腺があります。

バセドウ病だけであれば手術をすることはあまりないのですが、甲状腺に腫瘍などが見つかった場合や、症状が重い場合には1部摘出手術が選択される場合もあります。


本田圭佑選手が患ったバセドウ病ってどんな病気?

バセドウ病とは甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。
同じような症状が出る病気に甲状腺機能亢進症がありますが、本質的には違う病気です。

1.症状
甲状腺ホルモンには、身体の代謝を促進する働きがあります。
これが過剰に分泌されすぎると、以下のような症状を呈します。

食欲が増進するが、体重は減少する
汗を多くかくようになる
動悸や息切れがするようになる
そわそわとして落ち着かなくなる
イライラしやすくなる
手や足に震えがみられる
眼球が突出する

本田選手は目が前に飛び出ているように見える眼球突出が注目されていますが、実際は約5人に1人ぐらいにみられる症状です。

2.バセドウ病の治療
主に3つの選択肢があります。

・抗甲状腺薬で甲状腺から出るホルモンの分泌を抑制する
・甲状腺の機能を一部壊す(放射性ヨードによる)
・手術によって甲状腺の一部を摘出する

まず第一の選択肢となるのが、甲状腺ホルモンの分泌を抑える薬の服用です。
この治療で改善が見られない場合に、手術や放射性ヨードによる治療が考えられます。

この病気は、まれなものではありません。
日本では女性に多く、100人に1人ぐらいの割合で患者数が推移しています。

適切な処置をすれば、命に関わるほどの症状が出ることはまれですし、うまく付き合っていくことが出来る病気です。
ただしプロスポーツ選手にとっては、プレーをするうえでなんらかの支障が出てしまうことは否めません。
動悸や息切れに加えて、疲れやすくなってしまうからです。

本田圭佑選手は、強靭な精神力で知られています。
ACミランでの不振、ワールドカップで日本代表が結果を残せなかったことなど、本田選手にとっては現在追い風が吹いているとはいえませんが、逆風の中を突き進んできた選手ですからきっと病気もはねのけて元気な姿を見せてくれることと思います。

本田選手頑張れ!!

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