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ワールドカップブラジル|ネイマール選手の脊椎骨折の真相 [健康]

ワールドカップブラジル大会の7月4日の試合、ブラジル×コロンビアの試合でネイマール選手がコロンビアの選手のファウルを受けて、脊椎を骨折したと報じられていますね。

負傷した時の映像を見ると、コロンビアのファン・スニガ選手の膝が、ネイマール選手の腰あたりに激しく当たっていることがわかります。

コンタクトスポーツのサッカーではありますが、これは痛そうですね。
故意のファウルでないことを祈ります。

さて、脊椎の骨折した場所ですが、後ろからの激しい衝撃だったため、
「腰椎の棘突起といわれる部分を骨折したかな?」
と思っていました。

しかし、実際骨折した場所は
「第3腰椎の横突起」
という部分でした。

まず、腰の部分の脊椎は「腰椎」と呼ばれ、第1~第5まで5つあります。
横突起とは、腰椎の本体(椎体と呼ばれます)から両横に張り出している骨の突起です。
肋骨が退化したものだと考えられています。

ブラジルのエース、ネイマール選手はここを骨折してしまったのです。

骨折をした当日から1週間程度は激しい痛みを伴うことが多いです。
治療方法の第1の選択としては、安静にしてコルセットなどで固定をし、骨がくっつくのを待ちます。

安静にしなければいけない理由として、横突起には背中の筋肉のいくつかがついているため、動かすことによって筋肉の収縮で骨が引っ張られ、骨がくっつきにくくなってしまうからです。

ただし、幸いなことに横突起骨折は、神経に障害を及ぼすことは少ないため、足のしびれや麻痺などを引き起こすことはあまりないです。

いずれにしろ、骨がくっつくまでには数週間かかるため、残念ながらワールドカップ中のネイマール選手の復帰は難しいでしょう。

今回の横突起骨折は、一般人である私たちにとっても他人事ではありません。
サッカーやラグビーといった、コンタクトスポーツではもちろんのこと、スノーボードなどで後ろへ転倒した時にも起こりえます。

また、日常生活での転倒でも十分に起こる可能性があります。
特に、骨密度の低い「骨粗しょう症」を指摘されている方では、胸椎や腰椎の圧迫骨折や大腿骨頸部骨折とともに、注意をしなければいけません。

ブラジルチームの選手を始め、関係者の皆さん、サポーターの皆さんにとっては大変な出来事になってしまいましたね。
もちろんネイマール選手ご自身が、もっとも辛いのはいうまでもありません。

ブラジルチームには、彼の思いも一緒に決勝戦へ連れて行っていただいて、素晴らしい試合を期待したいです。

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